理事雑感

各理事の活動の状況や健康経営についての考えを披露。

20091AUG

健保マネジメント部会について

2009年08月01日(土) 理事 安倍孝治

約1400ある健保組合の92%が赤字です。

その要因は高齢者医療制度の支援金・納付金や特定健診・特定保健指導による経費負担増、また毎年増え続ける高額医療の増加などが挙げられます。加えて経済状況の悪化が保険料収入を落ち込ませ経営の苦しさに拍車をかけています。 健保組合の中には保険料率の引き上げや組合を解散せざるを得ない状況に追い込まれているところもあります。 当に今、健保組合の経営について、マネジメントの必要性が望まれています。 とはいえ、保険業務や運営について知識や方法は各保険者の先輩から後輩に引き継がれるか、健康保険組合連合会が主催する研修や業者の方が主催するセミナーで学ぶ以外にありません。 また、わからない事例などがあった場合は行政や健保連本部に尋ね解決できるものもありますが、保健事業の進め方や組織マネジメント、健保組合の経営については学ぶにも場もなく、文献もないのが現状です。 常務理事など責任者の多くの方は、ある日、突然人事異動で着任し、経営手腕を発揮することなく、2から3年で異動・退職されます。そのため、今までは、保険者本来の業務を安定的にこなすため、事務長が中心になり、法制度でやらねばならない保険業務を中心に運営してきました。ところが、これからは、昨今の、保険者の財政状況から経営センスや医療制度改革からの保健事業に軸足を置いた業務改善など組織マネジメントも必要となってきています。

そんな中、今秋から健保マネジメント部会を3本の柱で開催させていただくことにしました。
1.保健事業の事例研究
2.医療・保健の基礎知識研修
3.健保組合マネジメントの考え方・手法についての研修
ポイントは、業務 < 見えないものを見るセンス(感性)、運営 < 経営、保険 < 保健、いままで < これから、です。

情報交流を大切にし、私たち現経営者が先輩から教えていただき、そして自身が健保で経験し考えたことなどを「次の世代にバトンを渡すことが大切」と考え、その役割を果たそうとする人とそれを受け継ごうとする志の会にしたいと思っています。 多くの方の参加を楽しみにしています。